思いと創造

これまで、夏場はサンダル、冬場は中綿入りのテントシューズなどを試してきたけれど、サンダルは露出が多くて危ないし、テントシューズにうっかり傷をつけてしまったこともある。つまりちょうどいい条件を満たしていない。

あれこれ思考を巡らせて最終的にたどり着いたのがこのウールフェルトのスリッパだ。スリッパってどうなの？いやいや、意外といいよ、スリッパ。ちょうどいいを満たす条件も見事にクリアしている。

履き心地

同じ条件で履いたときに凌スリッパは中綿入りのテントシューズよりも蒸れないので夏場に裸足で履いても快適です。ハンモックまわりをうろうろするときに滑りにくくEVAのクッションのおかげで突き上げもありません。足の甲から脇を覆うアッパーのおかげでうっかりのこぎりの刃が当たってもスリッパの傷は浅く済み、足を傷つけることがありません。ウールフェルトのスリッパは重そうに感じますが、重さは中綿入りのテントシューズと同等と意外と軽いので基本装備に入れることに抵抗はないでしょう。

使いこなし

雪中シノギング以外で幅広く使用できます。焚火の熱や火の粉に強い素材を使用していますが、近付き過ぎには注意しましょう。洗濯はできないので汚れが気になる場合は湿らせた雑巾で軽く拭いてください。

素材の特長

本体のウール混フェルトは保温性、透湿性、防臭性を備えており、焚火の火の粉が飛んできても融けることがありません。底の合成皮革は滑りにくく丈夫で、中敷きにはクッション性に優れへたりにくいEVAを使用しています。